深川大江戸年表3

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万治元年(1658):霊巌寺が深川に移転

関東十八檀林の一つ、霊巌寺です。元は霊巌島(現在の東京都中央区新川)にありましたが、明暦の大火後深川に移転しました。霊巌寺は浄土宗で、開祖法然は「南無阿弥陀仏」の念仏のみと説き「南無阿弥陀仏」を唱えれば、阿弥陀如来がいかなる人も救い、極楽浄土に迎えるとされています。

寛文元年(1661)萬年橋近くの川船番所が中川船番所へ

小名木川から隅田川に入る所に架かる萬年橋です。場所は大江戸線・半蔵門線清澄白河駅の近くにあります。北斎の浮世絵では亀戸天神の太鼓橋のように丸く描かれています。手前が小名木川でその先が隅田川です。

小名木川は天正18年(1590)に舟運の難所となる江戸湊付近の浅瀬を避け、行徳の塩を城下まで運ぶ目的で造られた江戸初の運河です。小名木川の呼び名は川を開削した小名木四郎兵衛(おなぎしろべえ)の名にちなむと云われています。

延宝8年(1680):松尾芭蕉が芭蕉庵に移る

延宝8年、芭蕉は閑寂の地を求め、深川六間堀にある魚商杉風の生簀の番小屋に移ります。門下から一株の「芭蕉」を贈られ芭蕉庵とよび、芭蕉翁と尊称されました。ちなみに隣の大きな植物が「芭蕉」です。芭蕉庵は現在の芭蕉稲荷神社の場所にありました。

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