深川大江戸年表5

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元禄11年(1698):隅田川にかけられた最長の永代橋

こちらが現在の永代橋です。元禄11年(1698)、江戸時代で隅田川にかけられた最長の橋になります。名前の由来は五代将軍綱吉の50歳を祝って付けられたとも云われています。当時の浮世絵を見ること橋脚が高く、船の出入りが多かったことがわかります。

その頃江戸では、紀伊国屋文左衛門が約50万両の利益を出します。元禄11年(1698)、柳沢吉保や荻原重秀と通じ、上野寛永寺の根本中堂建設に際し木材搬入を請け負い、約50万両(約4億円)の利益を出しました。

元禄13年(1700):洲崎神社が創建

東西線木場駅近くにある洲崎神社です。御祭神は市杵島比賣命(いちきしまひめのみこと)。洲崎神社は徳川綱吉の母、桂昌院の弁財天像が祀られ、その像は弘法大師空海の作とも云われています。ご本殿の前には足が台座からはみ出し、今にも飛びかかってきそうな狛犬が鎮座しています。邪気を払うためか、物凄くにらみつけていました。

元禄13年(1700):深川に三十三間堂

元々は浅草松葉町にあった三十三間堂ですが火事で焼け、深川に再建されました。絵図を見るとかなり大きな敷地になります。三十三間堂の名は御堂内の柱の間数が33あることに由来します。

参考文献:山本 博文「見る、読む、調べる 江戸時代年表」 小学館 (2007)

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