木場公園は自然が豊かで、ドングリ拾いができる都内でも有名なスポットです。9月の中旬頃、木の根本を見るとドングリがいっぱい転がっています。
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マテバシイ(馬刀葉椎)
木場公園ではマテバシイのドングリがいっぱい転がっています。樹皮は比較的滑らかで、縦方向に細い筋があります。
名前の由来:実が椎(スダジイ)のようにおいしくないことから、しばらく待てば椎になるとの由来話によります。
スダジイ(椎)
木場公園ではあまり見かけません。「徒渉池」近くにスダジイはありましたが、木の根本を見てもドングリはあまり落ちていませんでした。
名前の由来:シイタケ栽培に使われる木で椎(シイ)、また実の形がシタダミ(巻貝の古語)に似ていることにより、シタシイとなり転訛しました。
クヌギ(椚)
ドングリの帽子の部分を殻斗(かくと)といい、クヌギの殻斗はヒゲ状になっています。クヌギのドングリを探すときは、先ずヒゲ状の殻斗を見つけましょう。
名前の由来:昔から薪炭木(燃料用の木)として活用され、国木(クニキ)と呼ばれ転訛しました。
シラカシ(白樫)
シラカシのドングリは1.3㎝から2㎝ぐらいの小さいドングリですが、木にいっぱい成っているので見つけるのは簡単です。
名前の由来:材がアカガシより薄く淡いことにより「白」となり、カシは材質が堅いことを意味します。
コナラ(小楢)
コナラのドングリはマテバシイのドングリと形が似ていますが、コナラの樹皮はマテバイシより縦方向に深い筋があります。
名前の由来:ミズナラの別名である「大楢」に対し、ドングリが小型であることから「小楢」となりました。
木場公園
木場公園 木場公園は東西線木場駅の近くにあり、昭和44年に木材関連業者が現在の新木場へ移転したのを機に公園が整備され、平成4年6月1日の開園となります。 写真…
参考文献:宮國晋一「ポケット版 ドングリさんぽ手帖」 世界文化社 (2018)