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古石場川親水公園
絵図を見ると、深川の海沿いに「石置場」と書かれている場所があります。現在の古石場川親水公園には「石置場」の史跡が残されています。
掲示板を見ると古石場川親水公園はかなり広い範囲となっており、「石の広場」という場所があります。
石の広場
石の広場に行ってみると、大きな「阿波青石」の横にも説明の看板がありました。「江戸城築城に必要な石の置場であり、江戸市中の家屋の土台石の加工場や置場になっていた」とあります。
石の広場には加工された石のモニュメントがあります。確かに江戸城の石垣に使えそうな感じがします。
石垣の種類(加工法と積み方で見た目は大きく異なる)
・加工方法は大きく分けて三種類
- 野面積(のづらづみ):石を加工しないで積み上げる。
- 打込接(うちこみはぜ):石をある程度加工して大きさや形を揃える。
- 切込接(きりこみはぜ):石を整形して隙間なく積む。※「接」はつなぎ合わせるという意味を持つ。
・積み方
- 布積:同じ大きさの石を水平に揃えて積み、横方向の列がほぼ揃っている。
- 乱積:大きさが統一されていない石を不揃いに積み、横方向の列が揃っていない。
以前行った江戸城の石垣を見ると、上の写真が「中之門」です。まさに切込接・布積で綺麗な石垣です。そして下の写真は「汐見坂」です。左側は野面積・乱積でしょうか?
牡丹園
古石場川親水公園には牡丹園があります。毎年4月になると立派な牡丹が咲きます。「桜が終わると次は牡丹か」と毎年楽しみにしています。
古石場川親水公園の地名は江東区牡丹といいます。昔この辺りは牡丹栽培農家が多かったことが地名の由来になったそうです。ちなみに、ゴールデンウイークぐらいまでが見頃となります。
深川年中行事(4月)
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アクセス
- 住所:東京都江東区牡丹2丁目1−2
- 最寄り駅:都営大江戸線・東西線門前仲町駅2番出口より徒歩8分
参考文献:小和田 哲男「名城の石垣図鑑」二見書房 (2020)