深川から目黒に移転した海福寺

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海福寺

深川から移転した海福寺を見に目黒にやってきました。海福寺は寛永5年(1628)に深川の地に創建されました。万治元年(1658)に黄檗派に転じ禅宗寺院となり、明治43年に目黒に移転しました。

山門の赤い四脚門は明治の後期に上落合の泰雲寺から移設されました。山門を過ぎると本堂があります。境内にはベンチもあり、ちょっと休憩したい気持ちになります。

九重塔武田信玄公

移転前の深川の絵図がこちらになります。気になるのは、絵図に記載されている「九重塔武田信玄公」です。海福寺には武田信玄の屋敷にあった九重塔がありました。当時の海福寺の絵図を見ると「九重塔」が見えます。

そして、こちらが目黒海福寺に現存する九重塔です。見上げるほど結構な高さがあります。歴史的に古いものですが、破損している所もなく立派な九重塔です。

永代橋崩落横死者供養塔

文化4年(1807)富岡八幡宮の例祭には大勢の人が押し寄せて橋が崩落、1400名を超える死者・行方不明者を出す大惨事が起きました。

深川の海福寺では永代橋の崩落で亡くなった人々を供養するため供養塔が建てられました。現在、目黒の海福寺にはその永代橋崩落横死者供養塔が現存しています。

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