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洲崎神社
東西線木場駅近くにある洲崎神社です。御祭神は市杵島比賣命(いちきしまひめのみこと)。こちらでは8月3日に例祭が行われます。
境内を進むとご本殿があります。洲崎神社は徳川綱吉の母、桂昌院の弁財天像が祀られ、その像は弘法大師空海の作とも云われています。
弁天様は、もともとインドの水神・サラスヴァティーが仏教に取り入れられ弁才天となり、その際に八臂にて武具をとり武神となり、知恵や音楽の神になりました。その後、日本では人頭蛇身で福禄と長寿を授ける宇賀神と習合し、弁才天は福神の性格をもち弁財天となりました。
ご本殿の前には足が台座からはみ出し、今にも飛びかかってきそうな狛犬が鎮座しています。邪気を払うためか、物凄くにらみつけていました。
玉の輿のたまちゃん
こちらが令和元年に建立された「玉の輿のたまちゃん」です。縁結びの神様で手前の玉を撫でるとご利益があるそうです。おそらく空海の作ではありません。
桂昌院は八百屋の娘(お玉)でしたが、徳川家光の側室となり徳川綱吉を生みました。将軍の生母とまで出世したことから、「玉の輿」の語源とも云われています。
津波警告の碑
こちらが津波警告の碑で、看板の後ろにあるのが波除碑です。寛政3年(1791)松江藩主松平治郷などが贔屓にしていた料理茶屋、洲崎升屋が高潮で流され廃業となりました。
看板を読むと「幕府はこの災害を重視し、洲崎弁天社から西方一帯を買い上げ空地とした。空地の両端の北側地点に、波除碑を二基建立した。建立は寛政6年(1794)頃。」
「現在は二基ともかなり破損しており、特に平久橋の碑は上部約三分の二を失っている。」なお、上の写真は平久橋の波除碑になります。なお、下の地図を見ると位置関係がわかります。
季節の写真
1月:初詣
8月:例大祭
深川年中行事(8月)
8/3 洲崎神社例大祭 8月3日は洲崎神社の例大祭です。洲崎神社は東西線木場駅近くにあります。御祭神は市杵島比賣命(いちきしまひめのみこと)です。なお、市杵島比…
アクセス
- 住所:東京都江東区木場6丁目13−13
- 最寄り駅:東西線木場駅2番出口より徒歩5分
参考文献:古川 順弘「神社に秘められた日本史の謎」宝島社(2020)