令和5年 富岡八幡宮の夏越の大祓

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夏越の大祓

本日は夏越の大祓です。富岡八幡宮に行ってきました。茅の輪をくぐって穢れを祓い清めます。あっという間に半年が過ぎました。新たな気持ちで後半を楽しみます。

古来、人びとが病になったり、不幸が降りかかったりするのは、穢れが乗り移るためだと考えられていました。そのため、何か問題が起こるとこの穢れや罪を「祓う」必要がありました。

本来は6月だけではなく、12月の末日にもありましたが、大晦日は多忙のため6月の「夏越祓」がメインとなりました。いつも迷いますが、茅の輪は八の字に左右左とくぐります。

蘇民将来之子孫也

こちらは本日頂いたお守りです。「蘇民将来之子孫也」と書いていますが、これはいったい何でしょうか?答えは、「蘇民将来」は人の名前です。備後国風土記逸文によると

ある時、蘇民将来という名の兄弟のもとに、旅の途中で一夜の宿を求めた神(武塔の神)が現れました。裕福であるにもかかわらず泊めなかった弟の将来は家族もろとも滅ばされ、貧しいながらも宿を提供した兄の蘇民将来は助けられました。そしてこの神は後の世に疫病があれば、蘇民将来の子孫といって茅の輪を腰に付ければこれを免れると云いました。

参考文献:新潟県立歴史博物館「まじないの文化史: 日本の呪術を読み解く」河出書房新社 (2020) 

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